なぜマフラーの径を太くするとトルクが落ちるのか!?車の排気について考察していきます!

排気系

こんにちは【ちゃまブロ】のちゃまです。

皆さんは『マフラーの径を太くするとトルクが抜ける』と聞いたことはありますか?

またトルク抜けを体感した方もいると思います。

では何故マフラーの径を太くするとトルクが抜けるのでしょうか?

今回はその症状について考えていきたいと思います。

なぜマフラーを交換するのか

まず皆さんは何故マフラーを交換しますか?

「音を良くしたい」「パワーを上げたい」「軽量化のため」等色々あると思いますが、基本的にスポーツ走行メインの方なら【パワーアップ】のために交換する方が多いのではないでしょうか?

マフラーをスポーツタイプに交換すると基本的にマフラーのメイン径は太くなります。

これはより排気の流れを良くし、排気効率を上げるためです。

排気効率が上がればその分エンジンは空気を取り込もうとするので、それによりパワーが上がる事になります。

 

マフラーの径が太すぎると

ではマフラーの径は太ければ太いほど良いのでは?

と思いますが、太すぎると排気ガスの流速が遅くなります。

確かに太いと排気ガスはたくさん流れますが、流速が遅くなると排気ガスを引っ張り出すことが難しくなります。

エンジンはピストンの上昇により排気ガスを押し出すだけではなく、マフラーによる排気ガスを引っ張る力と、バルブのオーバーラップ(今回はオーバーラップについては省略します)により排気ガスをマフラーに流します。

排気ガスを引っ張り出すというのはかなり大切で、この力が弱くなればいくら効率の良いマフラーを取り付けてもトルク抜けが発生します。

ただし高回転域では排気ガスの流れが良いので、スムーズな吹け上がりや、高回転でのパワーアップは望めると思います。

 

マフラーの径が細すぎると

逆にマフラーの径が細すぎるとどうなるのでしょうか?

径が細いと排気ガスの流速は速くなりますが、排気が追いつかなくなり吸気もしっかりと出来なくなってきます。

街乗り域では良いかもしれませんが、スポーツ走行で高回転を使う場面では、排気が糞詰まり状態になり、空気も吸えなくなるのでパワーが出にくくなります。

この状態で社外の効率の良いエアクリーナーを取り付けても効果は出ないでしょう。

恐らく無いとは思いますがマフラーを交換してパワーを上げたい時は、純正よりも細い物は使用しないようにしましょう。

(まれに粗悪なマフラーでメイン径は太いのに、タイコ内部がかなり絞られていて純正より細い場合あり)

 

適切なマフラー選び

では適切なマフラーはどうやって選べば良いのでしょうか?

正直言ってしまうと【車に合った物を選ぶ】としか言えません……

例えばマフラーだけ変えるなら純正マフラーよりも少しだけ径の太いタイプを選んだり、エアクリーナーが変わっているならそれよりも太い径の物を、といった感じです。

車のチューニングはトータルバランスが重要ですので、今のチューニング内容に合った物を探すのも楽しみの1つかもしれません。

またマフラーメーカーのホームページには、どのマフラーがどのようにパワーが上がるか分かるようにグラフ化してあると思いますので、そちらも参考にすれば良いと思います。

 

NA車とターボ車の違い

NA車(ターボ無し)とターボ車でもまた変わってきます。

NA車はターボ車よりも径の細いマフラーが多く、ターボ車は太い径の物が多いです。

NA車は太くし過ぎると低速トルク感が薄くなりがちですが、その変わり高回転までしっかり回るようになってきます。

ターボ車も基本的には同じですが、太くしすぎると排気ガスの流速が落ちるためタービンが回り出すための時間がかかり、結果ドッカンターボ気味になりやすいです。

ですのでより低速トルクが落ちたと感じるのかもしれません。

しかし細いと排気圧力がかかり過ぎてしまい、結果排気ガスが流れにくくなるのでタービンが回らないとなります。

この場合は高回転でパワーが出ない感じになってきます。

排気圧力に関しては別の記事にて紹介します。

 

まとめ

今回はマフラーが抜けすぎると何故低速トルクが落ちるのかについて考えてきました。

マフラーはただ排気ガスを出しているのではなく、太さによって排気ガスの流速も変わってきます。

排気の流れは吸気にも影響してくるため、その車に合ったマフラー径の物を選ぶ必要があります。

車のチューニングは本当に奥が深いですね。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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